暗殺任務で餓狼のようになった精神(2010年12月24日の記事参照)に安らぎを取り戻すべくハートフルな映画でもみようとケツイ!

そこで白羽の矢が立ったのは!?

ハイ、「リーサルウェポン4」ですよ〜。
(以前、テレビ東京 午後のロードショーを録画してあったもの)

まずは予告編から!


これはハートフルじゃなくてアクション映画だろ・・・とツッコミを受けるかもしれませんが、これは最高にハートフルなよくできたホームドラマです!!
たまたま主人公の仕事が(ちょっと破天荒な)刑事だっただけです。

今回はリッグス(メル・ギブソン)には子供が、マータフ(ダニー・グローヴァー)には孫と「婿という新しい息子」ができて最高にハッピーに。
家族が増えるというのはやっぱり幸せなものなのです。

リッグス&マータフの小粋な会話も健在でもうとにかく二人がしゃべくりあってるだけで面白い。
恒例の「いいか!イチ・ニのサン!でいくぞ!」「え?サンでいくのか!?」も大好きだし、クソッタレ!と連呼するのも好き。
ベストパートナーでなければこうはいかないわけです。
あとリッグスの肩の脱臼ネタとか。

かつ、映画としてのテーマもちゃんと扱っていて、今回は移民問題が事件そのものとして主題になっているし、シリーズ共通にもなってる人種問題も要所で描かれています。
マータフの

「オレの祖先は奴隷としてアメリカに連れてこられたんだ!だから(中国人の密入国移民も)見過ごすわけにいかないんだ!」

みたいなセリフからは黒人の誇りをビリッっと感じました。
そして「奴隷」っていうのは今も世界のどこかで存在しているわけですね。
今もどこかで誰かが虐げられている。


中国闇組織のラスボスはジェット・リー!
なるほど、適役ですが、この午後のロードショー版では声がなんと池田秀一!
あのシャアな声でジェット・リーはかなり威圧感があります。
(台詞の量はとても少ないですが)
はっきりいって上司にはしたくないタイプです(笑)
しかもこのジェット・リーがもうやたら強くてどうしようもない。
主人公達も

「あんな化け物相手にしたくないな」

「ああ、同感だ。もう帰ろうぜ」

というくらいです。
まあ、倒されちゃいますけど壮絶なラストでした。
水中でのジェット・リーの死に顔が短い時間ですが画面に映ります。
その顔がジェット・リーにしてはずいぶん情けないというか、虚ろというか、どことなく優しいような表情なんですが、これがイイ。
彼としては兄を助けることも出来ず、敵にも敗れもう何もかも・・・というストーリーでしたので最後は戦って死のう的な気分だったのかもしれません。
非情な戦闘マシーンだった彼が怒りで人間に戻ってしまった所にリッグスとマータフが勝ちいる隙があったのかもしれない。
・・・とかいろいろ想像できちゃいます。
これが「ぐあーっ!ヤラレター!」みたいな死に顔だったらこうはなるまいです。

アクションシーンはおなじみの派手さで、大爆発!大発砲!大追撃!で大満足!
喜怒哀楽全部盛りのリーサルウェポン シリーズ、大好きです!
どこを斬っても名シーンなのですが、特に笑気ガスのシーンは観ている方も大笑いでたまらない名シーン!
当時劇場では観客も笑っていたのか気になります(笑)
メル・ギブソンはやっぱりいいな(つ∀-)


ブルーレイでコレクションボックスがでてやがる!
やべえ!

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