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ハヤカワ文庫 「たったひとつの冴えたやりかた」読み終わりました。
たまに乗る電車の中でしか読んでなかったので長期間かかってしまいましたが。

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水色の背表紙が素敵なハヤカワSF文庫は死ぬまでに全て読みたいという野望がありましたが大量に刊行されているのでかないそうにありません。

人それぞれ価値観が違うのは当たり前で、実際にはその違いをすり合わせたり折り合いをつけたりしてなんとかなっているわけですが、何とかならなかった場合。
それがたとえば恋人同志ならば、

「あなたの言いたいことはよくわかったわ。でもこれ以上私達が一緒にいる必要があるのかしら?なんだかわたしにはあなたがとても遠いところに行ってしまったように思えてしょうがないの。あなたと一緒にいるとわたしはとっても疲れてしまうし、あなたについていくのにとても苦労するのよ。だからあなたとわたしがお互いに幸せになるためにわたしからひとつ提案があるの。 ねえ、聞いてもらえるかしら?」(声:斎藤千和)

という具合に破滅的な局面を迎えたりするわけですが、これが遠く離れた星に住まう異なる種族が出会ってしまった場合。
言語は元よりそれぞれの常識というものがまったく咬み合わない。
すなわち一触即発で星間戦争となる可能性があるわけです。

そんな怖さと、それでも相互理解を模索する希望を描き切った一冊です。

この作品から得るべき教訓は、
自分の価値観が絶対だと思わないこと、広く世界を見て自分を省みること(つ∀-)


たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 浅倉 久志

早川書房 1987-10
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