2000円弱で宇宙に行けるのってすばらしいと思いませんか?
映画「インターステラー」です。

TOHOシネマズ日本橋のTCXで見たのですが、大画面で文句なし。
っていうか重低音がすごくてロケット噴射の轟音なんか身体までビリビリと震えました。
床も壁も音のせいで振動していてとなりのスクリーンから壁ドンされないかとか余計な心配をしてしまいました。

でもこれ、映画館で見ないとダメ、絶対。

予告編のあとはネタバレご注意です。
っていうかこれ「2001年宇宙の旅」ですよね。
先日なにかに突き動かされるかのように「2001年宇宙の旅」をみたのはけっしてただの思いつきじゃなかったのです。
(「2001年宇宙の旅」の感想はコチラ
きっと5次元の自分がみるように教えてくれたに違いない。

土星のワームホール=木星軌道上のモノリス
5次元の存在=スターチャイルド
四角いロボット=どうみてもモノリス+HAL
あと氷の惑星での頭突きあい殴り合いは「2001年〜」冒頭での猿の戦いを彷彿とさせます。

中でもロボットの存在がとても嬉しかったです。
「2001年〜」ではコンピューターと人類は悲しい結末で別れることになってしまったけれど、
「インターステラー」では相棒として付き従ってくれるし、事象の地平線では献身的な場面も。
あの便利なのか不便なのかよくわからない四角いボディがもうとても愛おしい。

そして「事象の地平線」
まさか自分が生きながらにしてあそこに突入することができようとは。
いや、まあ映画なんですけどたぶんきっとあんな感じなんでしょう、もうアレでいいと思います。
素晴らしく壮絶な宇宙体験でした。

そこからの超空間は「2001年〜」とはまた違うアメイジングっぷり。
見ながら頭がおかしくなってきます。
4次元、5次元という高次元は常に我々の隣に存在している、
となると時間とか今の自分っていうは意味がなくなってしまうような?
予感、ひらめき、虫の知らせなんていうのはそういった次元から伝わってくる情報なのかもしれませんね。

終盤はお父さんが本棚から「ただいまー」ってぴょこんと飛び出てくるんじゃないかと
これまた余計な心配をしてしまいましたが、そんな安易なことを考えたのは自分だけでした。
話のギミックは勘の良い人なら途中で気付いてしまうんだろうけど、
自分はそういうの予想できない人なので素直に驚かされてしまいました。
最後は人類の明るい未来を提示して終わったのには「ほう」と唸ってしまいました。

上映時間も長く(169分!)いろいろ考えながら見たのでまだ頭のなかがシッチャカメッチャカです。
パンフレットを勢いで買ってきたので読みながらまた考えてみようと思います。

良質なSF映画ここにあり、
人類の変革の時はそう遠い未来ではないかもしれない。
インターステラー、劇場で見ないんだったらもういっそ見ないほうがいいんじゃないかな?
宇宙のスケールを肌で感じられる映画館で見るべしです。
TCX、マジおすすめ(つ∀-)

「インターステラー」のSFっぷりは一体どれぐらいで何がスゴイのか、SF小説とかSF映画とか大好き野郎が見るとこうなる(GIGAZINE)