レンタル開始となった映画『007 スペクター』

劇場公開当時映画館で一度みてあまりおもしろいとは思わなかったのですが、なぜか気になって借りてきてしまいました。

映画 『007 スペクター』(劇場にて)感想 : ひよこクレストのご注文お決まりでしょうか?
まあこの時は体調悪くて半分寝ながら見てた自分が悪い。

予告編のあとはネタバレにご注意。



で、今回日本語吹き替えで見なおしてみたら評価が一変。
すばらしく痛快な007映画、しかもグッドエンド・・・いやむしろジェームズ・ボンドのトゥルーエンドといってもいい満足感でした。
それはなぜか。
話のからくりがわかっている2回目だったので序盤から余裕をもって細かい描写を拾うことが出来たのと、見る側のスカイフォールからの気負い(過度な期待)ってのを一度忘れて素直に見ることができたからです。
2回目がおもしろい映画っていうのもあるということかな。


見返してみれば各シーケンスの乗り物を使ったアクションは「無茶しやがるwww」ってスカッと笑い飛ばして楽しんじゃったし、ラストでボンドが橋の上でMの方に行くかそれともマドレーヌの方にいくのかってところの絵は心臓を撃ち抜かれたようなズギューン感がありました。
あとギミック満載のASTON MARTINは一台ほしい。
あと砂漠の敵施設が過剰に大爆発しちゃって「あ・・・」って感じで呆然と眺めてるボンドとマドレーヌの絵には大笑い。しかもそのあとのセリフがボンド「まだ(上映時間は)終わりじゃない」だし。
あとボンドがことあるごとに魅せる必殺必中の射撃スキル!これね!!


また「ジェームズ・ボンドいやがらせ大作戦」を行う敵のスペクターさんとその一味がなかなかにもうなんだかカワイイ。
あれ、部下が・・・

「次はドリルとかいいんじゃないっすか?専用椅子作りましょうか!?自分工作とか得意なんで!」

「ボス!MI6本部に顔写真ペタペタ貼っときましたよ!やつが嫌な顔するのが目に浮かびますね!」

「やつが来たところで撃たれるけど防弾ガラスで一泡吹かせてやりましょう!ガラス?なぁに、試してないけど大丈夫ですよ!HAHAHA!!」

・・・とか会議しながらやってるのかな?とか。
その結束力と律儀な行動力に敬意を払いたいところです。
もしかしたら一連の騒動はスペクターさん本人よりもむしろ部下が暴走していたのかもしれない・・・なんて。
そんな過剰な妄想も膨らんでしまうけど最初の方の「会議」のとこなんかはガチな雰囲気あって大好きですね。
※最後のとこ、マドレーヌ救出後の脱出ルートまでご丁寧にこさえてくれてたのかしら?


というわけでダニエル・クレイグ ボンド4部作の中で急遽ナンバーワンに浮上した『スペクター』。
本当にそうなのか、この辺でまた『カジノ・ロワイヤル』から見なおして検証してみたいところです。


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