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自分の中でとっても存在感の大きい作品となってしまった羽海野チカ『3月のライオン』最新12巻発売です!!
今回は特装版を買ってみました。
西尾維新の描き下ろし小説が付いてきます。
こちらは羽川翼が登場とのことで興味深い内容。

さて『3月のライオン』という作品、10月からはNHKという全国ネットでアニメがスタート、そして来年には実写映画もやってしまうという乗りに乗っている時期です。
自分としては全て楽しんでやろうと今からワクワクしています。

作者の羽海野チカ先生のTwitterなんか見てると産みの苦しみと申しますか精神的にも肉体的にも製作の苦労がうかがい知れます。
だからかどうかわかりませんがこのマンガを読むときは「受けて立つぜ!」的な心構えになるのは自分だけでしょうか?
そんな感じで12巻の感想です。


【一難去って・・・な序盤】
前巻では川本家の家庭の事情でいろいろあったけど一段落して12巻では明るい出だし。
でも俺知ってるよ。
羽海野チカマンガのこのはしゃいでるような盛り上がり感ってフリだってことを。
そう思いながら読んでいるとさらなる起爆剤が投下されます。
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藤本雷堂・・・いえ藤本雷堂棋竜!
しかもバガボンドみたいな感じで登場でイカす!!
物語の舞台も薩摩ということでバカンス気分の楽しい感じ。
そんな雰囲気の中で開始される土橋 藤本戦。
勢いで圧倒しているかに思われた藤本だったが・・・

背景黒ベタでスッと入ってくる冷たい空気。
藤本は負ける。
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この駒が語りかけてくるところなんかもう涙です。
こんな豪快でガサツっぽい人にも駒の声は聞こえていたんだなって。
無様であろうともギリギリまで指し続ける藤本を誰が止められようか。
そりゃもう「声」が聞こえちゃったらさ。

そして藤本家の家庭の事情が川本家のそれと比較対象になっている構造がこれまた上手いなと唸らされてしまうのでした。

でこのあたりで12巻半分なのですがすっかり打ちひしがれました。
でも夏祭りの準備の話でHPを回復。
(「ちほちゃんのシロップ」のくだりでガリガリ削られるんですけどね。いやでもちほちゃん元気そうでよかった。ほんとうによかった)
(でもその元気と社会復帰するってことはまた別なわけで・・・うわああっってなる)

このあと物語はいよいよ主人公桐山の戦いへ。


【桐山 滑川戦】
滑川は見るからに陰気キャラなんですがこれはもう安心感のある陰気。
むしろ将棋の楽しさが描かれています。
読んでいて将棋をやってみたくなる衝動、これはもう日本将棋連盟も推奨って感じなのではないでしょうか。
ロード・オブ・ザ・リングのサウロンの眼イメージが出てきたときは声を上げてゲラゲラ笑ってしまいました。
そして冷静に自分の気持ちを制御する桐山くんに成長が見えますね。


【夏祭り】
将棋と並行して描かれてきた夏祭りがいよいよ開催。
そこに登場したのはもうすっかり忘れていた島田八段!
そしてあかりさんを挟んでの担任の先生!
これは新たな恋のトライアングルが!?でEND。
これはでも島田八段の流れ?
でもなぜか応援したくなっちゃうのは担任の先生(ごめん、名前覚えてない)
今後の展開に注目です。


【3月のライオン】
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現実は残酷。
人生は無理ゲー。
己は無力。
それでも、それでもだ。
呼吸をして、ごはんを食べて、泣いて笑って生きていかなければ。
ボクらはどこへ向かっているのか知れずとも。

そんなあたりまえのことを噛み締めさせてくれる『3月のライオン』12巻でした。


TVアニメ「3月のライオン」公式サイト
2016年10月8日(土)23:00よりNHK総合テレビにて放送スタート!
土曜夜は3月のライオン!お見逃しなく!



映画「3月のライオン」公式サイト
神木隆之介主演、実写映画は2017年【前編】3月18日 【後編】4月22日 2部作全国ロードショー!




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