イベント上映の『ゼーガペインADP』見てきました。
上映館も少なく新宿ピカデリーまで足を伸ばしました。

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新宿の空は青いか。
ここは新宿サーバー、行き交う人々がまるで幻体データのようだ・・・なんて妄想しつつ。


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ロビーには作品の看板が。
10年前のアニメ作品がいまこうして劇場で見られる感動がありました。
まさにゼーガファン歓喜!


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特典のミニ色紙はカミナギでした。
TV放映時は声を演じている花澤香菜(デビュー作)が「棒」と言われていましたが自分はまったくそうは思わずむしろアレでなければという感じでした。
今回の劇場版では声は新録とのことですが時を経てもちゃんと「カミナギ」で感動でした。
(当時は声の出し方が力不足であったとも。それはそれで味だったんだけど)
なんだかんだでさすがザーさんやで、ってなもんです。

(リンク)
「ゼーガペイン ADP」イベント上映 : [ZEGAPAIN] ゼーガペイン 10周年プロジェクト


予告編の後はネタバレにご注意。


TVシリーズを再編集&新規カットを加え、新解釈の内容となります。セリフも全編新アフレコを実施!「単なる総集編」を超えた、まったく新しい物語を紡ぐます。


・・・とのことですが、総集編?とんでもない!
ぶっちゃけTVシリーズの前日譚。
最初はまあ総集編ね・・・なんて感じで見ていると鑑賞中にあの頃のソゴル・キョウを見させられていることに気付かされます。
その瞬間のありがたみ!!
「ああ!毎年8月末にリセット祭りを繰り返しながら10年間待っていた甲斐があったんだ!」
しかも劇場版の尺にゼーガ成分をギュッと濃縮!
ループものの魅力を活かしたテンポで物語が描かれます。


【サーバー内で退化する人類】
劇中登場する携帯端末がループするたびに退化しているのに注目です。
最初は空間に投影されるいかにも未来っぽいスタイル。
次にスマホ。
次はガラケー。
しまいにはガラケーの白黒液晶のものに。
これが何を意味しているかというと閉ざされた世界では進化も成長もないということ。
劇中でもそれは語られていますが、そのまま観客へ向けてメッセージとなっています。
毎日同じような日常を繰り返しているだけでは進化どころか退化してしまう。
自分の楽なところにとどまって引きこもっていてはいけないということを考えさせられます。
そんなゼーガペインの持つテーマを新しい角度から見られるところが最高!


【音楽】
TVシリーズでおなじみのBGMがいかに秀逸かと思い知らされます。
胸が躍る青い空!
戦闘では昂る!
「and you」が流れてきたときは気絶しそうな感謝!
そしてエンディングは新居昭乃の新曲!!
ありがとう、ありがとう。


【新旧入り乱れるキャラクター】
新キャラを登場させつつもTVシリーズへとつながる整合性をサラッと保ってしまう匠の技!
特に冒頭シマ司令の隣にいるのがミナト(cv井上麻里奈)じゃないのにいいように混乱させられました。
新キャラのオペ子もよかったですね。
まだ元気なアークを見て涙。
そして誰がなんと言おうと本作のヒロイン、ミサキ・シズノ!


【ゼーガペイン】
10周年で最高のプレゼントとなった今回の『ゼーガペインADP』。
でもここまでくるとこれから新しい展開があるのかな、なんて期待してしまいます。
期待しちゃお!
エンタングル!!




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