今週はサメ台風やアナコンダが続いてたけど不意にしっとりとしたギャング映画をぶっこんでくるテレビ東京 午後のロードショー。
トム・ハンクス主演『ロード・トゥ・パーディション』。
その他にも豪華な俳優がたくさん登場の贅沢な作品でした。

トム・ハンクスがマフィアの殺し屋っていうか始末屋なんだけどそんな怖いとか凄みとかあるものか?
最初はそう思ったけどトム・ハンクスならではのヤバさが大爆発。
とんでもなくクレバーで圧倒的存在感、その存在感で殺す、みたいな。
ああいうのは一番敵に回しちゃいけないんですね。

マフィア、ギャングものっていうとボスの息子が大馬鹿野郎で組織の壊滅のきっかけを作っちゃうようなのが多いですね。
『ジョンウィック』もそんな感じだったし。
今作ではドラ息子をなんとダニエル・クレイグが演じます。
これがもう手のつけられないダメっぷりでウットリ。

マフィア側の親子関係とトム・ハンクスのほうの親子関係が対比になってたり、光と闇の世界の境界線が垣間見えたり、執拗に追いかけてくる殺し屋の独特の美学とかいろいろ興味深い作品でした。

場面場面にとても雰囲気のあるBGM。
もはや白黒でいいんじゃないかとすら思う黒い影が美しい画面。
細かいしぐさで伝わってくる人物の生き方などなど。
いつかまた見てみたいと思います。

テレビ東京 CINEMA STREET 午後のロードショー:テレビ東京



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