ぶっちゃけ『ザ・マミー』よりもこっちだな!
っていう予感がしてた『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を見てきました。

鑑賞直後の感想




こいつぁ傑作でした!
マクドナルドの店舗がなぜ世界中に存在しているのか?
たいていの駅の周りや商業施設に陣取っているのか?
そのヒミツがわかってしまいます。

ハデなアクションはないし特別な能力を持ったヒーローが登場するわけでもありませんが、世界で今現在も横行しているチカラの本質を垣間見ることができます。
マクドナルド創設当時のアメリカの雰囲気も味わえます。
マクドナルドが好きな人にもそうじゃない人にもオススメです!


【渋谷シネパレス】
今回は渋谷シネパレスで鑑賞。
普段はあまり行かないんだけれど身近なとこではここしかやってなかったので。
前売りは買ってなかったしふつうに1800円払って見るつもりで行ったらメンズデーで1000円。
よっしゃラッキーでした。
昨今のシネコンに比べるとスクリーンも客席数も小さめなんだけど劇場の雰囲気はなぜかとても好き。

渋谷シネパレス

鑑賞中ビニールをワシャワシャする妖怪ビニールワシャワシャがいてちょっとお気に障りました。
映画館ではしばしば出現するんだけれどデリカシーなさすぎですよね!プンスコ!
(まああれはああいう病気だとおもって諦めるしかないわけで)


予告編の後はネタバレにご注意を。


【ワンマン創業者!】
ワンマン創業者(経営者)映画っていくつかありますがなんといってもサクセスストーリーが魅力。
そして得てして主人公はどこかぶっこわれてる鼻持ちならないものです。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のディカプリオなんかもとんでもないヤツでしたし。
今作の主人公もかなりとんでもないです。
目標のためならば契約もぶっこわす、家庭は顧みず良妻(ほんとうに素敵な奥様)すら切り捨てる。
その姿はまるで「マクドナルド」というシステムに取り憑かれたかのよう。
みていてゾッとする反面、自分にはこういう部分は少し足りないではないかとも思う。
野心とまではいかないまでももう少しストイックに生きてみるっていうのもいいのかも。

そしてそんな野心あふれる男を演じるのがマイケル・キートン。
全編に渡ってマイケル・キートンの顔を見せられることになるのですが、これがまあ飽きない!
印象的だったシーンをいくつか。
・売れないハンドミキサーを車のトランクに重そうに戻すマイケル・キートン(苦労を表すためか何度も登場するシーン)
・ぜひフランチャイズにするべきです!って「フランチャイズ!フランチャイズ!フランチャイズ!」って連呼するマイケル・キートン。
・電話をガシャーンって切るマイケル・キートン。
・入院してるマクドナルド兄弟のとこにやってきて小切手を置いていくマイケル・キートン。
・トイレで成功のヒミツを訊かれて語るマイケル・キートン(そのヒミツと話っぷりは見ていて絶句した)

そしてこの映画の厄介なところは本作を起点にいろんな映画を見たくなることです。
ビジネス視点だったら前述の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などの経営者モノ。
ハンバーガーを食べたくなったら『スーパーサイズ・ミー』(未見)など。
もっとマイケル・キートンを見たかったら『バットマン』や『バードマン』(未見)など。
いろんな映画の魅力が交差している作品だと思います。


【マクドナルド・システム】
マクドナルド兄弟の理念が奪われる・・・みたいに描かれているけれど、そもそもマクドナルド兄弟だってそれまで存在していた良きところを少なからず破壊したはず。
システム化して効率を上げるということはそういうこと。
良きサービスを望むのならば客は時間と金が必要になる。
それが贅沢。
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劇中マクドナルドのシステムは飲食業から不動産業にシフトする。
現在のマクドナルドで提供されているものは果たしてなんなのだろうか。


【ファウンダー】
創業者として成功できるのは一握りの人間だけ。
それに必要なのは「根気」だとマイケル・キートン演じるレイは言う。
苦労している時にホテルで聞いていた「ポジティブになるレコード」の文言をそのままラストで語るシーンでは雷に打たれたような衝撃がありました。
世の中いろんな生き方はありますがチカラ無き者は消え行く・・・それは企業でも個人でも。
厳しいけれどそれは紛れもない事実なんだと思い知りました。
ほんとうに素晴らしい映画でした。

【そのほかいろいろ】
・あまりにあたりまえすぎて見てる時は意識しなかったけど当時のアメリカの街並みとか小道具とか雰囲気の再現度は見事。
・マクドナルド兄弟の発明したシステムはやはり画期的だったし現在も受け継がれている。
・粉のシェイクの悪魔に魂を売る感。
・レイが誰よりも店の前のゴミ拾いや清掃をしていたのを映画を見た人は知っている。
・困っている人を経営に誘っていくくだりは胸熱!
・レイとともに上り詰めた周囲の人たちも熱い(ターナーさんとか)
・自分はマクドナルドは好きくないのでつけ麺を食べて帰りました。

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