衝撃の1作目から5年。
しかしKAIJUとの戦いは終わってはいなかった!

というわけでシリーズ2作目となる『パシフィック・リム:アップライジング』公開二日目に見てきました。
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今回は日本語吹き替えで見たのですが字幕を読まなくてすむぶんアクションを見逃すことなく楽しめました。
吹き替えのキャストもとてもよかったです。
特にほぼ出ずっぱりの主人公ジェイクの声を中村悠一が。
これがめっぽうかっこよかったです。
ジェイクを演じるジョン・ボイエガに至ってはスターウォーズよりもじっくり長時間拝見できてしまいます。
主人公の気持ち(戦う覚悟)の移り変わりの演技が見事でした。

製作の背景だとかそういうことは置いておいて、シンプルに楽しむことが肝要。
巨大なロボットとKAIJU、そして闘う人たちがいる。
それを観客は思い思いに楽しみ、何かを感じる。
怪獣映画の魅力ってそういうところにあるのかもしれません。

米英仏3カ国がシリア攻撃を開始 首都では爆発の情報 - ライブドアニュース
映画を見る直前に世界を駆け巡ったシリア攻撃のニュース。
人間同士の争いはいつまで続くのだろうか。
それはもはや生存や進化のための戦いではないのでは?
もしもKAIJUが襲来したら人類は一致団結して戦うのだろうか?
・・・とかいろいろ考えてしまいました。


予告編の後はネタバレにご注意を!
っていうかこの予告も「見えすぎ」なので今すぐ映画館に直行したほうがよろしいです。
1作目を見ておくという予習は必要です。







【満を持しての2!】
続編ということで面白さに関しては不安半分だったのですが満足でした。
1作目はクラシカルで重厚感ある雰囲気、それはそれでよかったのですが2は軽快な感じでも良いんじゃないかと思っていました。
そのへんは監督が変わったこともあってか思い通りに。
敵も意外性があってよかったです。
(イェーガー → 暴走無人機 → KAIJU → 大KAIJU)
今回「裂け目」はないのか、こじんまりとまとめやがって・・・って途中がっかりさせてくれたのですが、そのぶん裂けてくれたときのヤバさはひとしお。

「過去よりも現在を戦え!」なテーマは物語も観客のココロも前向きにさせてくれて、作品と自分の心がブレインハンドシェイク!
映画を見終わった後は自分の足が一歩ずつ大地を踏みしめる感覚を確かめながら帰りました。
それはイェーガーに乗ってる感覚でもあるし、前へ向かって生きていこうという自分の決意みたいなものかもしれません。
イェーガーの重厚感もあってか腹の底から力が湧いてくる映画でした。


【大KAIJUバトル!】
バトルに関してはいちいち言えないほど詰め込まれてて満足。
各イェーガーを応援しながらみていたのでバキ!グシャ!とやられるとこなんかは「うわあ!うわあ!」って見てました。
あと開幕のスクラッパーがやだもーって感じにかわいかったです。
(終盤勝手に無人機に改造されちゃうのがちょっと納得いかなかったけど)


【ジェイク=ジョン・ボイエガ】
挫折スタートからの成長。
特にマコサンが死んでマジになるのがビビッとくる。
そこはもちろん見てる方の感情移入も半端ない。
もうやるしかないだろボイエガ!と拳を熱く握りしめてしまいました。
新兵を前に「演説」するところは亡き父親の面影が重なって視えてしまいました。
いやもうほんとジョン・ボイエガ!!
次回作殴り込み編もぜひジョン・ボイエガで!
ボイエガ!


【マコサン】
菊地凛子演じるマコ。
失って改めて分かる1作目におけるマコの重要性。
父と並ぶ遺影は涙なしには見られませんでした。
林原めぐみの吹き替えは相変わらず良し!


【日本ステージ】
ラストバトルは日本そして富士山!
こんなサービスありがとうでした。
そして度肝を抜かれたのはまるでお台場にあるようなガンダムユニコーンみたいな立像が登場したこと。
エンドクレジットではちゃんとサンライズが入ってて大ウケ。
ラストバトルはめまぐるしく壮絶で覚えきれず。
ビルがまあよくぶっ壊れる。
IMAXでもう一度見ようかな。


【パシフィック・リム】
ここまできたらぜひ3作目をお願いしたいところ。
この戦いに決着をつけてほしいですね。
パシフィック・リム シリーズ、改めて大好きです。


※そのほか雑感
・例のテーマBGMが乱用されてないのがよかった。
・ロシアの女の子が良い。
・ドリフト訓練用の脳ってあれ誰の?
・赤いイェーガーの回し蹴りのモーションがかっこいい。
・敵イェーガーの背中のヒラヒラがキモおもしろい。
・コクピットのシールドが破壊されるのは基本。
・セキュリティは甘いくせにちゃっかり活躍する中国女社長。
・日本の看板とかちゃんとしてそうでやっぱりどこか変。
・いっそジョン・ボイエガがユニコーンガンダムに乗って戦ってもいいとすら思った。
・エンディングかっこいいのに見ないで帰る人いるんだ。





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