プレデターシリーズ最新作『ザ・プレデター』です!

プレデター大好きなんだけどじつは『2』(プレデターニューヨークに行く)だけはまだ見ていないのはナイショ!
近日中に見ようと思います。

鑑賞中は正直「これってプレデターなのか?」とも思ったけどやっぱりプレデターだったし、いろんな要素が絡み合うのは不思議なお得感がありました。
サービスも多めでいろいろ楽しめました。
ノリとしては金曜ロードショー向けだと思ったけど残酷表現的にカットされまくって面白さ半減なのは間違いないのでここはやはり映画館で堪能したいところ。
大スクリーンだとプレデターも迫力ありますし。


予告編のあとはネタバレにご注意を。








【幕の内弁当的な美味しさ】
プレデター映画なんだけどヒューマンドラマがいろいろと詰め込まれたちょっと不思議な感覚。
それぞれの要素がプレデターによって繋がれているのが痛快と言うか必然というか。

発達障害の息子と父親のやり取りはそれだけでひとつの映画になるくらい。
息子が「望むように育たなくてごめん」って言うのに父親が「俺も俺の望むとおりになれていない」とか言うシーンが胸熱。
そしていいシーンだな〜って感動してるとプレデターが襲ってくるっていう。
奥さんも軍人の妻って感じでよかったですね。
息子がひっくり返ったチェスの駒をすべて元通りに戻すとか「天才」を表現するシーンもよかったです。

戦場からドロップアウトしたならず者の連中はまるで特攻野郎!
それぞれの個性と粋な感じ?のトークが心地よい。
人の家に勝手にあがりこんでくつろいでるのとか最高。
しかし戦場でしか生きられない彼らはプレデターと対峙して「正気」を取り戻す。
ああ、そういうのせつないなあ〜なんてしんみりしてたけど、クライマックスはやっぱり「誰がいちばんかっこよく死ねるか選手権」が展開。
立派に映画をもりあげて散っていくのでした。


【狩リノ時間ダ】
今回強さのためなら肉体強化もやる!っていうストイックな設定が明らかに。
劇中「1号」とか呼ばれてるしマスクもつけてるし、ああこれはもう仮面ライダー?
2号(アサシンさん)の無慈悲な暴れっぷりは見どころです。
翻訳機で演説するところかも面白かったです。

一方シリーズも何作か重ねてきたので地球人サイドもプレデター襲来に備えている感じ。
まあ何を備えているのかよくわからないけど、地球人はプレデターにはまだまだかなわない。
そこでラストに登場の「プレデター・キラー」
いきなりのおもちゃ感に若干ずっこけたけど、あれを地球人はどうするのか。
解析して量産?
来るべきプレデターとの全面戦争に備えるのだろうか?
早くも続編が楽しみになってきてしまうのが不思議です。

あと宇宙犬(スペースドッグ)がラブリーでした。


【ザ・プレデター】
画面は暗めながらも思い切りのいい身体切断シーンが多くプレデターの残虐性をたくさん感じることができました。
そしてそんな明らかにかなわない強敵を前に人はどうやって立ち向かっていったらいいのか。
勇気とか正義とかじゃなくてもうぶっ倒す!!
人生においてそんなガッツも時には必要な時があるんじゃないかと思いました。







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