『シャッター・アイランド』
体温の下がる面白さでした。

主演はレオナルド・ディカプリオ。
監督はマーティン・スコセッシ。
この組み合わせは自分の大好きな『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と同じ。

気になる方は何も知らずにぜひ映画を御覧ください。






予告編の後はネタバレにご注意を。






【ロボトミー】
この映画で大きな要素となっているのが精神疾患に対して行われる「ロボトミー」。
自分は最近興味を持って調べていました。
驚きだったのは実験室レベルだと思っていたものが昔は大々的に治療法として行われていたこと。
1930年台〜1970年台にかけて世界的に(日本でも)精神外科の名のもとに施術されていたようです。
当時は薬物による治療法がまだなかった時代なので「必要なもの」だったのでしょう。

ロボトミー、どんなものかというのを簡単に説明すると、
・電気ショックで患者を気絶させる。
・アイスピック状の器具を眼球脇から眼窩部へ突き刺す。
・前頭葉あたりの脳をまぜまぜして神経経路をカット。
・あら不思議!あんなに大暴れしていた患者がおだやかに!

いやもう想像するだけでゾッとするのですが、それは現代に基づく価値観だからかもしれません。
現在は副作用や人道的観点から行われていないようです(たぶん)
詳しくはWikipediaで。
精神外科 - Wikipedia

さてこの映画『シャッター・アイランド』でも精神がテーマになっています。
映画のギミックについてはここでは語りませんが、正常と異常の境目について考えてしまいました。
なぜ人間は悩むのだろう。
なぜ人間は簡単に壊れてしまうのだろう。
壊れていると自覚できなかったらどうしよう?
正常とはなんだろう?

そして薬物療法が広まっている現在でも一度壊れてしまったらなかなか治らない。
根本的な治療法というものはないものなのか?

これだけ多くの人間がめまぐるしくせわしない社会で生きていること。
その中で個人が健やかで穏やかに生きることはなかなか容易ではないなんて思いました。
耐え難い苦しみに直面した時、どのように対処したらいいのだろうか。

ひとりでも多くの人がどうか安らかに生きていけますように、と願わずにはいられません。


【シャッター・アイランド】
レオナルド・ディカプリオの熱演はさすが。
あと映像的に冷たく美しいシーンが印象に残りました。
しばらく時間が経ったらまたみてみたい映画です。


ウルフ・オブ・ウォールストリートもオススメ。
感想はこちら。
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