今やすっかりMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の虜!
というわけで『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』みてきました。
今回は字幕版でしたが吹替版もみたくなりました。

『アベンジャーズ エンドゲーム』後の作品なのですが、エンドゲームの後にふさわしい内容。
しっかりスパイダーマンをしている、スパイダーマンだけにできることをやってる、そしてちゃんと面白い!
鑑賞中はもちろん楽しんだのですが観終わった後の満足感もしっかりなお値段以上。
そしてビジュアル的にもストーリー的にもうまく作ってあるものだと感心してしまいました。
もはや「ここCGだな」なんて意識してみることはないクオリティなのですが改めてCG製作にかけた手間と予算を考えると気が遠くなります。
もちろん作り手のイマジネーションとエンタメ性も冴え渡ってました。

単体の映画としては成立していないので今までのMCU作品を全部見てから観ましょう!
(自分は観てないのいくつかあるけど)


さて、予告編の後はネタバレにご注意を。
『アベンジャーズ エンドゲーム』のネタバレも含みます。








【哀悼 トニー・スターク】
エンドゲームでこの世を去ったアイアンマン=トニー・スターク。
その存在のあまりの大きさ。
そして次を託されたピーター・パーカーの葛藤と成長。
スパイダーマンとして思春期に少年から大人に変わる様に胸熱。


【おおいなる嘘】
全編に渡ってさまざまな「嘘」が描かれます。
ピーター・パーカーが招待を偽る嘘。
MJの嘘。
味方だと思っていたのに嘘。
敵がホログラムで作り出すフェイク世界の嘘。
フェイクニュースの嘘。
などなどそのほかにもたくさんの嘘が散りばめられています。
そんな中で浮かび上がる「信じること」。

現実世界も嘘にまみれていることを思い出させてくれるとともに、それにどう向き合えばいいのかと考えるきっかけに。
「ウーム」と唸りながら劇場を後にしました。
ラストはフェイクニュースにハメられたスパイダーマン。
果たしてこれからどうなってしまうんでしょうねえ!?
次回作が楽しみです。


【エンディング後のアレ】
「エンディング後にも映像があります」って言ってんのにさっさと帰っちゃう人がいて「アンタらなにを見に来たんだ!」と心の中で言葉を投げつけつつ衝撃の映像が展開。

・ニック・フューリーがシェイプシフター!?
・バカンス気分のニック・フューリー、アンタどこにいるの?宇宙船?

ふ?ふぇぇぇ!?とわけがわからないまま劇場を放り出されました。
すごい引き。


【ファー・フロム・ホーム】
家から離れてあちこちを転々とする学生たちなんですが、アップグレードの名のもとにいいように転がされる様が愉快。
のんきな学生気分も存分に描かれていて観ていて楽しかったです。
今回もいい味だしてるおデブがラブラブに!
MJがかわいい。
あたふたする引率の先生たちもラブリー。
あとハッピーさんのやさしい眼差し、ね。おばさんとうまくいくよう応援したい。
そして飄々としつつも悩む繊細な役どころを演じきったトム・ホランドお見事。
全体的になにかといちいちとってもすばらしい映画でした。

今作で一番「ああっ!!」となったのはホログラム攻撃に対して心眼的なもので挑むスパイダーマンの眼がスッと閉じられるところ。
きぐるみ的なマスクじゃなくてCGで表情をつけられるようになったことの恩恵と効果が存分に!!
この一瞬に5兆億点でした。
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