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2017年 第一章『presage flower』
2019年 第二章『lost butterfly』
2020年 最終章・・・

シリーズ三部作の完結編。
劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」.spring song
公開日に観てきました。

ざっくり感想はとてもよかったです。
ufotable製作のアニメーションは美しく迫力もあり見応え充分。
加えて梶浦由記のBGMが物語に華を添えます。
エンドロールはシリーズおなじみのAimerによる『春はゆく』。
感無量な気持ちで劇場を後にしました。

当初2020年3月28日公開予定だったのですが新型コロナウィルスの影響で何度か延期を繰り返してしまいました。
その分待ち遠しさが募り、その思いはみんな同じ。
なので公開日のチケット予約が開始された直後は映画館のサイトが軒並みダウン。
Fateという作品へのファンの熱量を感じました。







※過去作の感想はこちら
映画感想『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」.presage flower』(劇場にて) : ひよこクレストのご注文お決まりでしょうか?

映画感想『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」 .lost butterfly』(劇場にて) : ひよこクレストのご注文お決まりでしょうか?



さて、予告編のあとはネタバレにご注意を。





【聖杯戦争】
今回は聖杯戦争にまつわるいろいろが明らかにされるので少々込み入ったお話に。
自分は原作を知らないので「そういうことだったの!」という反面「どういうことなの!?」という戸惑いもあり。
キャラの心情よりも説明が優先される場面が多かったのがちょっと残念だけど致し方なしです。
まあ設定を調べたりして何度もみれば理解できる範囲だと思います。

悪というものを無くすという原初の理想。
そんなのおこがましいと思いつつも理想ではある。
でも諸悪は人それぞれの中にあるのではないか。
どう取り繕っても受け入れつつ生きるしかない。
性善なのか性悪なのか。
・・・などなど生きることについてちょっと考えさせられました。


【アクションシーン!】
このシリーズの見どころといえば派手な戦闘シーンでもあるのですが、今回はセイバー対ライダー&士郎がすごかったです。
セイバーの強力な太刀筋に対して立体機動で攻め立てるライダー。
ついに魔眼を使うライダーがかっこよくてファンになっちゃいました。
っていうか眼鏡ライダーとか・・・いいですね。
その他バーサーカー対士郎戦も迫力でした。
バーサーカーがしゃべってびっくり。
死してなお抱く願い。
ならば我々生者は生きているうちにできることをやらないと、ですね。


【誰が一番いいとこ持ってくか選手権】
物語も終局に近づき舞台に残っているキャラクターも絞られた。
いよいよ誰がこの映画で一番輝けるかというフェイズに。

【桜】
前作ですさまじい女の情念を叩きつけた彼女ですが、今作ではなんかただのワガママな女に格落ち?
正妻としての確約を取り付けてしまったがために油断が生じたか!?
暴走する外面の強さと同時に彼女本来の弱さがこってりと描かれます。
己の不幸を周囲のせいにしてはいけないんだけどこの子の場合はあまりにも境遇がひどいのでなんとも。
そこから救おうとしてくれる人がいるということを幸せとしなければね。

己の呪縛を力づくで断ち切ったものの虚無に包まれる。
おっとそうこうしているうちにお姉ちゃん登場だ。


【凛】
妹ごときに遅れをとってなるものかと桜を上から目線でへし折っていく!
魔法少女ばりのエフェクトで見せ場つくっちゃうもんね。
刺されるところまでもが計算通り(遠坂の伝統?)のヒロイン力の高さ。
さすがです。

【ぞうげんおじいちゃん】
桜にちねり殺されたかと思いきやちゃっかり生きてるしぶとさ。
伊達に長く生きていません。
じゃあせっかくなので若い頃のビジョンでも見せちゃおうかな。
ってなふうに悪役からいきなりキャラの深みを醸し出しつつマグマダイブ。
なかなか老獪な決まり手でした。

【衛宮士郎 & 言峰綺礼】
よかろう!男ならステゴロで魅せようじゃないか!
というわけでイチャイチャ殴り合う。
昔は妻子がいたんだけどなんて言って人間らしさも匂わせてポイントを稼ぐ言峰綺礼。
士郎は身体からなにか痛そうなのが突き出て大変。なにあれどうなってるの?
壮絶なバトルでしたが・・・おっとここで最終ラウンドを前に一旦ゴングです!

【イリヤ】
とまらない悪の目玉おばけ。
万事休すかと思いきや颯爽と現れたのは・・・イリヤ!
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです!!
見事に美味しいところをかっさらっていきました!
なるほど!妹でもあり姉でもある。
ロリ、優勝!!


・・・とまあ波乱のレース模様でした。
セイバーは闇落ちのまま沈んでいったのが悲しかったです。
(最後戻ってたけど)
あと真っ裸でダウンしている桜の服になる影の人が余計なことをかわいかったです。

【蒼崎橙子】
『空の境界』でおなじみの!
士郎の素体を届けに後ろ姿だけちらっと登場。
強烈な存在感でした。
士郎あれどこにいってたのか、そしてどうやって戻ってきたのか設定調べたい。
士郎の能力もよくわかってないし。


【その日々は夢のように】
最後はお花見のシーンで締め。
本来の公開日ならば映画館を出た時にちょうど桜が咲いている頃でした。
現在は真夏。
だけど遅い春をようやく見届けることができた余韻がありました。
新型コロナウィルスのせいで失われた多くの時間がそこにあったようで。
エンドロールの『春はゆく』をリフレインしながら劇場を後にしました。





そしてこの物語の続きは『衛宮さんちの今日のごはん』でいいんじゃないかなって。




日本橋三越前の地下道の柱には三越とFateコラボの広告がありました。
映画を観終わってからだと凛と桜が一緒に買物してるのがえもいですね。