体が「動きたくないでござる」って言ってたけど、渋谷に行かなくちゃいけない用事があったのでついでに観てきました、「SUPER 8
この映画はスタッフロールが始まってもまだ席を立たないように!!

スーパー8っていうとどうしてもサイバーボッツのアレを思い出してしまいますが。



本編開始10分前に駆け込み入場!
おいおい、俺の指定席におねーちゃんがなんか荷物おいちゃってんじゃん!
でも空いてるから3席ぐらいずれましたよ、っと。
そんな感じでした。

まずは予告編から!
(ネタバレが嫌な方はALT+F4だ!)





うん、面白かったです。

でも「あのE.T以来の!」とかいうキャッチコピーのわりには、
別に災害の原因が宇宙人じゃなくてもよかったんじゃね?的な。
垣間見える人間ドラマが面白かったです。

タイトルの「SUPER 8」は8ミリカメラのことらしいですが、
見終われば、うん、たしかにまあそのとおり。
にしては8ミリカメラは仕掛けとしてはあまり重要でもないし。
だからタイトルは

「あの日見た怪物の名前を僕はまだ知らない」

とか

「ズッコケ少年探偵団〜怪物との夏〜」

とかでもよかったんじゃないかと思いました。

だってアレ、宇宙人(知性を持っているという設定)だけど、話が通じる感じじゃないし、見た目からして完全にクリーチャーですし。
ぶっちゃけ「さっさと宇宙に帰ってくれ」です。
まあ悪いのはアメリカ空軍が研究のために閉じ込めたり虐待したことですね。
だから、現在宇宙人をとらえて研究している機関は直ちに解放するように!
じゃないと大変なことになりますよ!(笑)

だからこの映画内では「来たるべき対話」は盛大に失敗しています。
いったい何だったんだってくらい。
むしろ対話するのなら「親と子」とか友人同士でしなさいよ、と言われているようにも思えます。

映画部の少年達はけっこう楽しめました。
なにかとがんばるデブが応援したくなります。
デブ超いい奴!

映画の一番最初のシーンは、
工場の「無事故連続記録***日」の日付がリセットされるところから静かに始まります。
これが巧くて、開幕「ああ、誰か死んだんだな」と観客は印象づけられます。
それから始まる話もこの事故を軸に進められていき、それぞれが悲しみを背負って進行していきます。
観ていて一番感動した、っていうか萌えたのは
主人公の少年のオヤジ(警官)とヒロインのオヤジ(飲んだくれ)が和解するところでした。
ここがもうこの映画のすべてなんじゃないかと思いました。

保安官のおっちゃんが助かった直後にまたやられちゃったとき(まあお約束ですけどね!)に観ていて思わず「アッ!」っと声をあげてしまったのがとても恥ずかしかったです。
おっちゃんは出番は少なかったけど、コンビニで店員のにーちゃんとのやりとりとかとても好きだっただけに無事生還してしてほしかったんです。
それだけに驚きを隠せなかった(>_<)

エイブラムス+スピルバーグだけあって画には最初から最後までなんか説得力があります。
列車破壊シーンは「もういいよ!w」ってくらい徹底的にぶっこわしてます、すげえ。

予想とは違ってて面白かった「SUPER 8」
被害甚大であのあと街がどうなったか心配だけどオススメです!(つ∀-)