現任天堂社長の岩田聡(いわたさとる)氏。
3DSを買ってからなんとなくニンテンドーダイレクトでその姿を拝見するようになりました。
「みなさん、こんにちは」と丁寧な話し方で社長自らゲームを紹介する姿がとても印象的です。

が、「ゲームセンターCX特別編 社長が課長に訊く」の回(http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/index.html#121025_m5)を見て驚きました。

なんとあのバルーンファイトをプログラミングしたのが岩田聡氏だったのです。
(経歴についてはノーチェックだったので初めて知りました)

バルーンファイトのファミコン版は小学生の時夢中でプレイしたし、あの簡単そうでままならない操作感がとても良くできていると感心したものです。
もしも死ぬ間際に一番面白かったゲームは何だと訊かれたら「バ、バルーンファイト・・・」というくらい好きです。
これを作った人は大したものだと長年思っていたのですが今になって作った人を知ることになるとは自分にとっては大事件なのです。

上記番組中ではバルーントリップモード内での「魚」の挙動について解説してくれていてその仕組にこれまた感心するばかり。
(魚は水面下で常に左右に動いていて、直上にプレイヤーがいるときに出現する)


Wikipediaを読んでも興味深いエピソードが数多くあるのですが中でも・・・

『MOTHER2 ギーグの逆襲』が開発中止寸前だった時期にはプログラマ兼プロデューサーとして参加し、「これを、いまある形のままで直していくなら、2年かかります。でも、イチからつくっていいなら、1年以内にやります。どちらにしますか?」と発言し、目の前にある問題を個別に解決していくのではなく、自分以外の人にも使える"道具"(ツール)を先に作ることで制作スピードをアップさせた。その結果、プログラムをほぼゼロから1年で完成させ、手腕が高く評価された
Wikipedia岩田聡より引用)


これにはなんとまあ名前通りの聡明な判断をするのだろうと唸らされました。
そしてこんなカッコイイ仕事をしてみたいと思うのでした(つ∀-)


バルーンファイト バルーントリップ

このプレイ、すごく・・・巧いです。

っていうか、岩田聡氏が任天堂の前に在籍していた「ハル研」が作ったのが、
ファミコンの任天堂ブランドで発売していた「マッハライダー」 「F1レース」 「ピンボール」 「ゴルフ」 だとかプレイヤーとしてかなり関わってしまっているし影響を受けていることが判明。
いやはや。