映画「エリジウム」観ました。
「第9地区」の監督が放つSF映画です。
ちょっと前になりますがこの日はエリジウムとパシフィック・リムの2本観たのでSFとKAIJUロボバトルで満足な一日でした。

冒頭の地球を背にスーッと飛んで行く宇宙船の絵があまりに見事で惚れ惚れしていたのですが、近くの席の人がなんかビニール袋をワシャワシャやってて興ざめ!
ちょっとご配慮していただきたかった!

まずは予告編のあとはネタバレにご注意


今の地球上には人間の数が多すぎるのでとりあえず半分くらいに減らしたらいいんじゃないかと常日頃考えている方にオススメ!
この映画ではスペースコロニーに富裕層だけが不自由なく暮らしています。
病気は装置に寝っ転がってピーッとスキャンするだけでなおっちゃうというのがいいですね。
羨ましいと思いつつ、現在の科学ではここまで出来ていないというのに観客はちょっとがっかりします。

映画の最後ではこのスペースコロニーの富裕層と地球上に貧困層の境目がとっぱらわれてしまうのですが、それで何も解決していないところが悲劇。
地上は人で溢れかえっているし、環境は相変わらず劣悪でとても明るい未来があるとは思えません。
自らを律することができない人類には果たして存在する価値が有るのだろうかとすら思ってしまいます。

とまあ人間の在り方についていろいろ考えてしまういい作品でした。

映像的には人が花火のように爆発四散するシーンが多くて「うわぁ」と痛みが伝わってきます。
目の前で手榴弾が爆発して顔が吹っ飛ぶシーンがあるのですが、実際こんな感じだろうしその場には居合わせたくないなあというリアル感がありました。
あと第9地区でもおなじみの飛行機が地上の人間をおいつめてカメラがグルッと回るシーン。
こういうのの見せ方はやっぱり巧いと思いました。

キャスト的にですが、主人公のマッド・デイモンって今まであまり好きじゃなかったけど、会社に捨てられなんかへんな機械を身体につけられて戦う姿をみていたらもう応援!
いったれー!デイモン!!そこだ!デイモン!って感じでした。
ジョディ・フォスターがエリジウムを維持しようと武力をかざして頑張るのですが、じつに見事。
もう口をクッとしてキッと立ってるだけで絵になります。
最後に、敵として出てくるシャールト・コプリー。
第9地区では人間味あふれる主役を演じましたがエリジウムでは一転大悪役に。
地上からミサイルぶっぱなして宇宙船を破壊したり、銃やカタナで大暴れ!
非情!しつこい!死なない!で大迷惑です!

というわけでエリジウム、現代社会の仕組みに一言いいたい方にオススメです!(つ∀-)

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