歌で銀河が救えるわけないでしょ!!
というわけで「劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」を観てきました!
総じて、よかった!!
シェリルのライヴシーンは劇場の大画面大音響で観ると脳内で何かが分泌されているのが自覚できるエクスタシー。

予告編の後はネタバレがあります!












・・・というわけでシェリル、かっこよかったです。
冒頭のライヴシーンで息をのむ迫力!
終盤のヴァルキュリア衣装(旗を持っている姿の)になったときはかっこよすぎて涙がでましたよ!

ストーリー的にはテレビ版の「はや?なんでじゃ」とか「なに死んじゃってんの?」とかなにかと煮え切らないところが煮え切った感じになっていて満足。
ミシェル君が死ななかったから、クラン・クランをいちゃラブ バックツゥバッグで撃ちまくりで激烈燃え!ほんと、あの二人のいちゃいちゃはずっと観ていたいです(この映画中では控えめでしたが)
あと前回の映画で無かったことにされていた同級生のメガネおっぱいもなにげに登場してきて無事だったのでよかったとしましょう。
でも大統領死んじゃったね、ゴメン(笑)

とはいえ、一本の映画としてはテーマは希薄な感じだと思います。
銀河を巻き込む大戦争なのに戦ってる痛みっていうのはあまり感じなかったし、ヴァジュラとの意志の疎通も完全には果たせなかったし、あげく結果彼らを押しのけてまで星に移住した人類にこれから平和に繁栄していくという希望は見受けられない。
結局人間は未来になっても変わらないんじゃないかと裏切られたようにも思ったりします。
そういうテーマははっきりと前には出していないような造りのため見終わっても、なんで戦ってたんだっけ?的にぼんやりとした印象でした(インプラントがなんだって?的なw)

ではこの映画でなにが前面にあったかというとそれは「歌」。
シェリルとランカという二人のアイドルが歌う歌をバックにドラマが展開する、戦闘機が飛び交う!
それも全編にわたって、っていうのはマクロス、いやマクロスフロンティアならではのものでそれも1曲や2曲じゃないっていうところが贅沢です。
だからその歌を誰のために歌っているのと考えると、アルト・シェリル・ランカの恋のトライアングルとなるわけで、銀河がとか人類がどうというよりも三角関係がどうなるかが重要なんです。

あと例えが強引だとは思いますが、この映画から歌を取ると「スターシップ・トゥルーパーズ」になると思います。人間と虫が殺伐と殺し合いしますよお〜(笑)



アニメ的には、やはりステージのライヴシーンはとてもアメージングで刺激的な演出で大興奮。その場で衣装チェンジとかやっぱりイイですね。
本当にライヴシーンのみで小一時間やってくれって感じです。
戦闘シーンはめまぐるしく展開で歌を聴いていると何が起こったか見逃しちゃうくらい。
なにげにもう一度観たくなります。
そんなかんじですかね。

というわけで、劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜 テレビのマクロスフロンティアをなんとなく最後まで観ちゃったよという方にオススメです(つ∀-)

ノーザンクロスが一番好きです。