鉄拳といえばアーケード・家庭用ゲームで人気の格闘ゲーム。
その独自のキレた世界観が魅力です。
そんな鉄拳がなんと実写映画になったゾ!

まずは予告編から。


次にAmazonのレビューの一部をごらんいただこう。
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おすすめ平均 star
star思ったより面白くなかった
star鉄拳じゃない・・・
starうーむ

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そしてゲームの鉄拳の制作者のコメント

鉄拳原田「鉄拳の実写映画は糞、俺たちは一切監修できない酷い契約だった。 あんなもん興味もないし何か聞かれても答えられないし答えたくも無い。」
http://blog.esuteru.com/archives/711845.html

おわかりいただけただろうか?

すでに漂うクソ映画の予感を。
でも自分、こういうダメそうなのを自分ならではの見方でどこまで楽しめるか試すのはけっこう好きなんです。
というわけでDVD借りてきて見てみました。

・・・アハハ!ポカーンって感じでしたw

【マーシャル・ロウについて】
ゲームのマーシャル・ロウといえばブルース・リーのオマージュキャラで自分好きなキャラなんです。
でもなんだ!
この映画のロウはぜんぜんかっこよくない!
身体は引き締まってないし、しかもポジションが三下とか。

【珍妙な日本テイスト】
まあもう別にだいたい許容なのですが、ただひとつ、母親の後ろの壁に飾ってあった習字があまりにもヘタすぎて引きました。
あれ、もうちょっとなんとかならんかったのかなあ。
あと鉄拳衆の軍隊の前で和太鼓ドンコドンとか逆にいい画でした(笑)

【思い出で強くなる主人公 仁】
ピンチに陥るたびに母親の思い出がフラッシュバック!
「相手の弱点を見抜きなさい!」
「あきらめない限り負けないのよ!」
みたいな母親とのトレーニングシーンが脳裏に蘇りパワーアップ。
でも戦うたびに毎度満身創痍だったりする。
戦うのは躊躇したりするけど女の子に手を出すのは決してためらわないのだ。

【結局小物だった一八】
父平八を超え権力を手に入れようとする一八でしたが、
自ら平八を直接殺すこともせず、ラストシーンでは片手斧二刀流とか武器頼りのヘタレ戦いっぷり。
あふれでる狂気を期待していましたが結局小物に終わってしまいました。

【で、TEKKENってなによ?】
なんのための大会か謎かったです。
っていうかこれから戦うもの同士が同じ部屋でトレーニングとか、出場前はリング脇で集合とか、なんだこのなれ合い感。
しまいには平八氏の「私が、私こそが鉄拳だ!」というキメ台詞。
だから、鉄拳ってなんなんだってばよ!?(笑)

【なかなか頑張ってるキャラも】
観ながら、「えっと、誰?この・・・誰?」
と首をかしげることが何度かありましたが、けっこういい感じに作り込まれたキャラもいます。
とくにカポエラ使いのエディとレイヴン戦はなかなか見応えありました。
レイヴンさんは援護射撃をしてくれたり肩の脱臼を直してくれたりとなにげにいい人!

とまあ文句はいろいろありますがスカイ・クロラよりは面白かったTEKKEN。
ナムコが作るCGムービーのTEKKENを観てみたいと思いました(つ∀-)